海外出張時、往路は準備に追われて機中で仕事をしてみるのですが、往路後半(ウラル山脈手前で)力尽きます。そんな時、灯りを落とした暗い機内で映画を見ています。最近は、JALで提供している映画はどれもいまいちなので、もっぱら音楽を聞きながら目をつむっています。それだけで寛げますから。
ただ、ツボに入った映画を見てしまうと、もう、号泣。💧😢
気圧が下がると感情の抑制が効かないという話もありますね・・・
加齢で前頭葉が弱くなって感情の抑制が弱まるとも・・・
・・・老化か?!
いやいや。それが名作だから。ということにしておきます。
到着前に、CAさんが挨拶にいらして
「映画もお楽しみ頂けたようで。(ニコッ)」
って言われて焦りました。
見てた!?私の号泣を。え?どこから見てたの?凄いチェック力!
・・・CAさん、いけずやわぁ~も~見ないフリしてて~言わんといて~
さて、その号泣した映画とは、”The Notebook”、邦題では「君に読む物語」です。皆さんご存じだと思いますが、2004年にヒットしたラブストーリー映画です。当時は気にもならず、映画館にも行かず、後に、何気に機内で鑑賞して、遅まきながら号泣した私です。
帰国してから旦那に「すっごい感動した映画だったよ!」と薦めると、DVD借りて見たようです。嗚咽をこらえて泣いていましたよ。地上なのに。この映画には、共に時を重ねる夫婦なら共感するエッセンスがあるのだと思います。そのせいか、うちの旦那はその後(一段と)優しくなりました。
今回、なんでこんな話をしたかと言うと、海外と仕事をする女性、特に結婚しても仕事を続けたい方に、お役に立てそうな私の経験があるからです。
まず、女性が海外出張を伴う形で仕事を続ける場合、家族の理解が必要です。共働きであっても、世間的に、未だ「家事は女の仕事」って固定観念が強いですから。義務を放棄して長期間家を空けると見なされます。同じ共働きでも男性が出張した場合は、そうは見られませんよね。これが女性だけのハードル1です。
ハードル2は、海外出張を伴う形で、女性が一緒に仕事をする相手は、日本人側はほぼ全員男性になるということです。前の職場ではほぼ100%、男性と仕事をしていました。(海外での仕事相手は男女比6:4くらいだったかな。半々ではなかったけど。)
一般的な男性は、自分の奥さんが、他の男性と仕事をしてることに不満を感じるかもしれません。男性は絶対口には出しませんが、別の形で噴出してきます。この、男性が抱くもやもやを晴らさなければなりません。これが女性だけのハードル2です。
(仕事のパートナーが男性になることは、働く女性としては普通のこと。だって、職場とその周りには男性しかいないんだから。
同じ職場で働く夫婦でなければ、奥さんは旦那さんの仕事のパートナーになり得ません。かつ、旦那さんが求める能力を持っていないとね。それと同様に、旦那さんは、働く奥さんの仕事のパートナーにはなり得ません。
そんなこと、分かってるはずなのですが、男性としては、感情的に何か割り切れないものがあるようです。)
人生のパートナーである旦那さんから、これらに対する感情面からの、心の底からの理解を得られれば、もう外野から何を言われようが、気になりませんでした。できれば、協力も・・してもらえれば、すごく助かる。でも、そこまでは望みません。理解が得られるだけで十分ですから。夫婦なら、もともと信頼関係がありますしね。
旦那さんの心の底からの理解を得るには、映画の力を借りるのが良いですよ。
私が旦那と一緒に見た映画は「ナイロビの蜂」。”The Constant Gardener”というタイトルで2005年制作のイギリス映画です。うちの家庭と、映画のストーリーは、うまい具合に重なっていました。後半にさしかかる前に、既に二人で泣いていました。映画のストーリーが、私が言いたいけど言葉にしにくいことを上手く伝えてくれて、旦那が常日頃抱えていたもやもやも、すっきり洗い流してくれたようです。
この映画を見た後、うちの旦那は何かふっきれたように、「あなたは、あなたの好きなように、やりたいことをやって。」と言ってくれるようになりました。
うちの場合は「ナイロビの蜂」がすごく良かったのですが、それぞれの家庭に合ったストーリーの映画を選んで二人で鑑賞してみて下さい。下手に話し合うよりも、映画の力を借りた方が、上手く行きます。
✈ ✈ ✈ ✈ ✈ ✈
さて、機内での話に戻りますが、帰りの便では安心しきって爆睡するので、映画はほぼ見ません。睡眠LOVE💗です。JALの凄い所は、エアウィーヴを常備してるんですよね。長距離路線に限られるようですが。初めて使った時、本当に空に浮いている感がしましたよ。感動でした。
で、到着前のCAさんの挨拶。
「すいぶん良くお眠り頂けたようで。(ニコッ)」
って、、、いややわぁ~もう~言わんといて~
見ないふりしてて~
寝てる時の私は、一体何やらかしてたのよ~(>_<)。。。
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