- 家(ホテル)から空港までは?
- 出入国時は?
- 飛行機の中では?
- 電車の中では?
- ホテルの中では?
- レストランでは?
- カジュアルレストランと格式高いレストランで違いは?
- 相手先訪問時は?
- 学会参加時は?
- 現地でのオフの時の服装は?
1~3に関しては既に移動時の服装で書いています。ここでは、それ以外のシチュエーションに関して書いていきます。
結論から言えば、女性の場合は簡単です。ドレスコードがあるかも?と不安になった時は、ワンピースを選べば、大抵の場合はOKです。ワンピと言っても、様々なタイプがありますよね。リゾートワンピは、リゾート地のリゾートホテルではOKですよ。浮きませんから。ただ、それ以外の場所では不適切です。例えば、ビジネスシーンが繰り広げられている大都市とか、田舎街とか。こういう所では、万能スタイルであるコンサバ系のワンピが無難です。
(難しいのは男性のファッションの方なんですよね・・・
いくら東南アジアだからって、それなりに良いレストラン行くって時に、さっきスーツケースから取り出したばかりですよ、って感じにヨレてるワイシャツと、綿パン、スニーカーで来ないでよね・・・
酷い時はポロシャツ、短パン、サンダルで来た男の子もいたっけ。お前は○国人かっ!と心の中でツッコミました。)
さて、まず、4.の電車に乗る時は絶対パンツスタイルです。ヨーロッパの電車は乗り降りの場に高低差があります。かなり高い段差の場合もあります。荷物を持って乗る時は特にパンツスタイルがお勧めです。揺れる車内で動きますしね。引っかかりそうな突起物も身近にありますから。また、ホームが長かったり、車両が決まった場所に止まらずホームの隅から隅まで歩かされる事も普通にあります。JRとは違いますよ!皆さん!
レストラン併設の汽車での旅もあると思います。車内のレストランでは、カジュアルな場合もありますし、格式高い場合もあります。まず、レストランの様子を見て、お洒落した方がよければ、移動時のパンツスタイルに、大ぶりなネックレス等で調整すると良いですよ。
5.6.7.については、一緒に書きます。
仕事で行くのですから、ある程度ランクが上のホテルに泊っていると仮定します。部屋の中では服装は完全に自由ですが、いったん部屋の外に出ると、だらしない格好は避けるようにしましょう。日本人は基本的に綺麗好きなので、普段通りにしていれば問題ないと思います。
ただ・・・日本人旅行者の服装の色って、ベージュ、灰色、黒、白なんですよね。(だから、集団でいると、色ですぐ分ります。)小奇麗な格好をしていても、地味に見えるので、もっと明るめの色彩を取り入れても良いと思います。
ホテルの中やレストランで綺麗な格好をするのは、そのホテルへの礼儀なので、そのホテルやレストランの雰囲気や格調に合わせるつもりでお洒落の加減をして下さい。
カジュアルなレストランでは、それほど気にしなくてOKです。たとえば、街歩き用の靴で入っても大丈夫です。
仕事相手を交えてのディナーに行くとしても、女性はスーツ姿は避けましょう。スーツは、仕事のユニフォームの延長にあると思った方が良いです。レストランは非日常の一部なので、日常の仕事着のスーツは野暮です。迷ったらワンピが無難です。(リゾートワンピ&サンダルじゃなくてね。)
もう一つ、注意点は、レストランへのカメラの持ち込みは如何なものかと個人的に思います。持ち込んでもスタッフは悪い顔はしませんし、写真撮影に協力してくれさえします。でも、せっかく出てきた料理を頂く前に、料理やレストラン内の撮影に夢中になっている自分の存在が、そのレストランの雰囲気を壊していないか、客観的な視点で見る必要があると思います。格調高いレストランほど、客としての配慮が必要です。例えば、許可を得た上で、こそっと行うとか、他のお客さんがいない時に行うとか。バシャバシャ撮るのは・・・止めた方が・・・
これも、カジュアルなレストランであれば、ある程度は許容されると思います。まあ、やりすぎないことです。
8.仕事相手先訪問時は、日本と同じ感覚で大丈夫です。
馴染みの相手に顔を出す場合なら気軽な格好や持ち物(リュックとか)でも良いです。一方、戦いに行くのであれば、気合いを入れた服装で行きましょう。パリッとしたスーツ&シャツでね。鞄、靴、アクセサリーも厳選しましょう。(着こなせていないと様にならないので、練習のため、日本でも何度か着用し、着なれていると良いです。)外人さんは、日本人が思う以上に、相手の見かけに左右されます。
蛇足ですが、会議に移る前のsmall talkから、もう前哨戦は始まっています。「どこのホテルに泊ってるの?」と、必ず聞かれます。一流ホテルの名前が出せるように、良いホテルを手配しておきましょう。更に、何階に泊ってるの?と聞かれます。ハッタリでも良いので、デラックスルーム以上の部屋が存在する階を答えましょう。彼らのこの質問は、スカウター@ドラゴンボール(例えが古い??)を使ってこちらの戦闘力を見ているのだ、と思いましょう。
9.学会参加時の服装は、開催地域によって変えましょう。
アメリカは基本的に自由でラフな雰囲気なので、綿パンにポロシャツでも良いくらいです。アメリカでは短パンにスニーカー姿で話す教授もいますしね。
ヨーロッパ開催の場合は、しっかりした服装をしましょう。綿パンにポロシャツでは浮きますね。まあ、学生ならOKかもしれませんが、欧米の学生でもシャツもパンツも、しっかりしたものを着ています。意外かもしれませんが、日本人の研究者はラフな格好で参加しているのでヨーロッパに行くと浮いています。学会のパーティーでは殊に顕著です。ヨーロッパの研究者は、格式がありながらも、お洒落な格好をするのが上手いので、一度参考にしてみてはどうでしょう?(もちろん、どこにでも例外はいますが・・)
その点、女性は楽です。コンサバなワンピースで決めれば良いのですから。(ブラウスにスカート、ブラウスにパンツスタイルでも、もちろん良いです。学会のパーティー時は、これにプラスしてアクセサリーでお洒落を追加しましょう。ホテルに戻って髪型を変えれる時間があれば、尚、良いのですけどね。)
但し、祭典の場としてのディナー(ガラディナー)となったら、正装になるので、黒のワンピースにヒールの高い靴です。(そのほかの色のワンピでも良いのですが、デザインによってはカジュアルに見えてしまうので。)肌の露出も大きくて問題ないです。髪もアップで行きましょう。
10.現地でのオフの時の服装は、本当に、自由です。日本でのオフの時のお出かけのようにして十分です。ただ、何故か、日本人女性(と、韓国人女性と、香港系女性にも)にありがちなのですが、何故か、リゾートワンピにサンダルかミュールで出歩くんですよね・・・。
現地の人に聞かれた事があります。
「どうして、日本人女性はピラピラした長いワンピースに、カカトの高いサンダルで、何処にでも行くんだい?」
『カカトの高いサンダル??ミュールのことか?』
「あんな薄手の生地で、ヒラヒラして、いざとなったら逃げられるの?防犯のことだよ!」
『そりゃ・・簡単に拉致されますな・・全速力で走れないし。格闘できないし。』
「なんで砂浜にピンヒールで来るの???砂浜だよ!?」
「坂道と石畳ばかりなのに、ピンヒールのサンダルだよ!!」
『そんなに、ミュール姿は浮くのかな・・・』
これらの質問は、人種・場所を問わず、アジアでも言われたし、アメリカ西海岸でも言われました。目を丸くして聞いてくるので、お洒落な姿としてではなく、奇異の目で見られるんですね・・・
やっぱり、その場所に馴染んだ格好を見極めるのが大事だと思います。
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