女一人で海外出張: アメリカ出張あるある

2017年8月9日水曜日

アメリカ出張あるある

 アメリカ出張に行くと、結構な頻度で飛行機に預けたスーツケースが開けられています。勝手にです。無断でです。私の立ち会いも無くです。帰国後、スーツケースの中に謎の手紙が入っていた事があります。
 手紙の内容を要約すると、
「安全目的で、アメリカの法に基づいて、あなたの荷物を開けて検査しました。以上。」
 結構・・・高圧的な内容でした。

 荷物が開けられる確率は、私の経験では1/2くらい。そのうち2/3くらいの割合で、中身がグチャグチャにされる被害に遭っています。
”アメリカ空港では荷物の中身をチェックするから、鍵をかけないか、TSA対応の鍵がついたスーツケースを使うように。”
と言は聞いていました。私の方でも、
”まあ、開けて確認することがあるんだろうな・・・テロもあったしね。”
と、それほど気にしないでいましたが、実際にTSA検査に遭うと、そんな寛容な気持ちも失せてしまいます。

 ある日、アメリカから帰国し、家でスーツケースを開けると、中で下着類が散乱していました。これは何事!!!!心臓バクバクしながら下着類を集めていると、例のあのTSAからの手紙が下着の中に紛れ込んでいました。勝手に荷物を開けられた!しかも、中身を荒らされた!何でですかね!?何の理由があって女性の下着類をここまで漁る必要があったんですかね!?

 他の中身には手をつけた形跡はありませんでした。検査されたのは下着類だけなのです。それも、出張後半に着用した未だ洗濯していない下着類を集中的に触られたのです!!洗濯済みのものはガサツに袋に戻され(ブラのワイヤーが折れていた。)、未洗濯のものはスーツケースのそこらじゅうに散りばめられていました。これが飛行機の安全目的の調査なの??何の目的か知りませんが誰かに触られた下着・・・気持ち悪くて全て処分しました。

 他にも以下のような事がありました。

  • ワインやオリーブオイルの瓶の緩衝材が剥ぎ取られていた(このせいで瓶が割れたら、どう弁償してくれるんじゃい!私の荷物も他の人の荷物も!)
  • 割れないよう個別にタッパーの中にパッキングしたワイングラスが、タッパ―の外に出されていいた

 TSAによると、これらの損害を賠償する責任はないそうです。ヤクザな国です。

 私の場合は下着を漁られるという精神的苦痛が大きかったのですが、知人の場合はTSAロック付きスーツケース自体を破壊されるという物理的被害を受けたそうです。TSAロックですからアメリカ空港の係員は鍵を開けられるはずなのですが、何故かロック自体を破壊され、スーツケースはガムテープでぐるぐる巻きにされて出てきたそうです。
 TSAロックだとしても、アメリカの場合は、鍵をロックせずに荷物を預けた方が良いのかもしれません。

 最後に、私からお勧めしたい事があります。
 南米に行く際は、アメリカ空港を乗り継ぎに用いないルートを選んだ方が賢明です。以前はカナダの空港になっていましたが、今ならANAで日本からメキシコ直行便が出ているようなので、それでも良いかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿