ボディスキャンとも言いますが、セキュリティスキャンを実施している空港があります。体のラインが出る!と一時問題になった、あの機械です。このような空港を利用する場合は、服装で気を付けた方が良い点があります。
服を着たままスキャンするのに、服装に気をつけるって、どういうこと?と思われました?
あったんですよ!意味不明な「服を脱いで下さい。」が。
あれは2011年12月。オランダのスキポール空港経由で日本に帰る時でした。セキュリティチェックエリアに、ボディスキャン装置が設置されていました。荷物をX線検査のレーンに置いて、ボディスキャンを受けようとした時、検査官の女性が「上着を脱いで下さい。」と言いました。
は?私の服装はパンツスタイルで、上は長袖でも薄手のカットソーで、インナーはキャミソールでした。そのカットソーを脱げと言うのです。
「これを脱いだら、もう下着姿になります。ここでは脱げません。」
「脱いで下さい。」
「こんな人前で下着姿になれない。」
「脱いで下さい。」
検査官の女性は私と目を合わせずに、他の乗客のX線検査用の荷物をレーンに流しながら、同じ言葉を機械的に繰り返すだけです。
「ねえ、こっちを見て。この服を脱いだら、下着姿になるの。そもそもボディスキャンをするんだから、この服を脱ぐ必要はないでしょ?」
「脱いで下さい。」
対話を拒否されるって悲しいですね💧。もう、仕方が無いと思いました。どの国にも様々な人がいますから。私がカットソーを脱ぎ出すと、同行していた同僚男性が目を逸らします。気まずいのでしょう。(って言うか、戦ってよ、男なら、同僚のために。加勢してくれても良いじゃない。)
キャミソール姿になり、ボディスキャンに入りました。ブラの肩紐も見えていますし、ブラのレースも見えます。腕を上げたポーズをとらされるので、腋下も人前にさらされます。X線検査機からカットソーが出て来るまで、キャミソール姿でレーンの前に立たされていました。なにこの羞恥プレイ😣。
こんなことが起きることもあるので、仮にアウターを脱がされても大丈夫なように、インナーはキャミソールではなく、ブラを隠せるくらいのタンクトップか、腋下も隠せるTシャツを着ておくべきです。(と言うか、カットソーを脱がされたくらいだから、Tシャツも脱がされたりして・・・でも、男性はワイシャツを脱がされてなかったし・・・判断基準が曖昧ですよね。)
オランダやドイツはヌーディスト公園やビーチ等があるくらいなので、男女共に異性の前で肌をさらすことに抵抗は少ないのでしょう。だから、人前で下着姿になる事にも何の疑問も抱かない?そして、それを外人にも要求できるのかな?でも!日本人の私には肩や腋や下着をさらす事には、大きな抵抗を感じます。もし、皆さんの中にも私と同じように抵抗を感じる方がいましたら、タンクトップやTシャツを中に着ていきましょう!ボディスキャン使用時でも服を脱がされます。
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私はオランダ人の親切さも知っていますし、スキポール空港は好きな空港の一つです。この件だけで嫌いになったりしませんが、スキポール空港の雰囲気が以前と変わった気がしました。JALがオランダ線から撤退してからスキポール空港とは全くご縁がなくなり、2011年KLM利用で久しぶりにスキポール空港を利用した時は、セキュリティーがピリピリしている感じでした。と言っても、入国・出国審査がヒースローの2/3レベル。
昔JALの乗り換えで頻繁に使っていた時なんか、入国係官は「俺、日本語少し知ってるよ。コニチワ。あと、美味しい物、食べた時はオイシー!だろ?」と、会話を交えてチェックしていたのですけどね。(これって、決して無駄話ではなくて、日本パスポートを持っている人が本当に日本人であることを確認する大事なチェック作業なんですよ。)あの頃が懐かしい・・・
後日得た情報ですが、ボディスキャンを受けたくない人は希望すれば別室でボデイチェックを受けられるらしいので、「脱げ(公衆の面前で下着姿になれ」」と言われた人も同様に、「別室で検査して下さい。」と希望すれば、こんな思いはせずに済むかもしれません。
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