ケトルの中のUMA
オーストラリアのモーテルに泊った時の話。現場から帰って、私の部屋のドアを開けると、一瞬、ベッドの枕元に何か黒い影があって、スルッとベッドの下に隠れた、ように見えた。大きさはネズミくらいあったろうか。トカゲかな?このまま何もしないのも気持ち悪いので、ベッドの下を確認したり、ベッドをずらして隙間を確認したりするも、何も見当たらず。気のせいか?と思ってその日は寝る事にした。
事件は翌日に起きた。
お茶でも飲もうと電気ケトルの蓋を触ると、巨大なバッタ型の生物が中から飛び出したのだ!6本脚、大きな後ろ脚から、バッタの仲間と思われるが、コイツをバッタと呼ぶのはバッタに悪い。そのくらい極悪な面構えをしている👹。オオスズメバチの顔の方が可愛く見えるよ。それにデカ過ぎる!トカゲくらいあるし。それにこいつにはバッタのような羽が無い。
お茶でも飲もうと電気ケトルの蓋を触ると、巨大なバッタ型の生物が中から飛び出したのだ!6本脚、大きな後ろ脚から、バッタの仲間と思われるが、コイツをバッタと呼ぶのはバッタに悪い。そのくらい極悪な面構えをしている👹。オオスズメバチの顔の方が可愛く見えるよ。それにデカ過ぎる!トカゲくらいあるし。それにこいつにはバッタのような羽が無い。
昨夜の黒い影の正体はコイツだったんだ!物陰に逃げ込まれる前に急いで捕獲して外に出さないと!と、ヤツの様子が普通の虫と明らかに違う事に気付いた。逃げないのだ。逃げないどころか、顔をこっちに向け、口を開けて牙を剥き、威嚇しているのだ!
ギョエ~気持ち悪い!
そこにあったボードではたいて外に投げ出すと、ヤツは私の動きを捉えながら、更に激しく動きながら威嚇してきた!!
お前、絶対バッタじゃないだろ!
しか~し!これで終わりだ~!
再びボードではたいて、花壇まで投げ飛ばした。ふ~一件落着・・・戻って来るなよ(内心ドキドキ)。
一晩眠った部屋の中に、あんなに攻撃的な生物が潜んでいたなんて・・・気持ち悪くてケトルも何も使う気にならなかった。
その日の晩御飯を現地人スタッフと食べながら、この恐怖体験を話すと、笑いのツボに入った様子。
「Ha! Ha! Ha! バッタが~?ケトルから飛び出した~??ヒーッ。😂😂」
「で、ボードで叩いて、花壇まで飛ばした~?ヒーッ。ヒーッ。止めてよ~😂😂😂」
あの。全然、可笑しくなんですけど。あれはバッタじゃなくてUMAだし。やるかやられるかの真剣勝負だったし。
「あのね。バッタだから良かったけど、Red Back Spiders(セアカゴケグモ、猛毒)には気をつけてね。靴を履く時はもちろんだけど、特に、トイレの便座の蓋の裏に隠れている事が多いから。トイレに座ってお尻を咬まれるケースが多いんだよ。」
ふ~ん。最後は豆知識を頂きましたので、皆さんにも展開します。
セアカゴケグモは既に日本に上陸していて、いつだったか東京西部の住宅地で群れで発見されたとニュースになりましたよね。日本でも、外でトイレを使う時は、そのまま便座に座る前に、便座を上げて確認した方が良さそうですよ。いつの間にか、知らないうちに、自分の身の周りで増殖しているかもしれません。
✤ ✤ ✤ ✤ ✤ ✤
オーストラリア田舎のお宿
良いホテルだけでなく、現場ではこんなお宿にも、泊るんですよ。宿泊客は道路工事の人たちが多かったです。皆、気の良いオージー達ばかりでした。プレハブなので隣の部屋からの鼾が凄かったけど。いくら女性一人での出張と言っても、現地人スタッフが同行してくれてるから泊れる宿なんですけどね。現地人スタッフは優秀でした。事前に宿泊場所をリサーチしていて“Bug problem”の無い宿としてこのプレハブ小屋を手配してくれました。おかげで、ノミやダニにやられた事は一度もありませんでした。「ダニを介した感染症が一番怖いんだ。」と言っていました。日本からではダニやノミの発生するホテルなんて調べようがないですから。奥地に行く時は現地のカウンターパートに頼るのが安心です。
ちなみに、ケトルの中のUMAと遭遇したお宿はここよりずっとお洒落で、バラが咲き誇るモーテルでした。
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