出張先の空港に夜間到着になってしまうと、その後空港からホテルまでの移動のリスクが大きくなります。そのリスクの下げ方は夜間到着便やタクシー利用のコツ(1)(2)に書いています。でも、そもそも、旅程を組む際に夜間到着を避けられるようでしたら、(言いかえると、職場で認めてくれるのなら)、積極的に避けて下さい。
例えば東京からヨーロッパ地方都市に行く場合、私はJAL利用だったので、ヘルシンキ、フランクフルト、ロンドン、パリといった主要空港で一度乗り換えます。ここで、乗り換え地点で一泊し、翌朝の便で現地入りする旅程にすると良いですよ。夜間到着を避けられる事の他にもメリットが多く、例えば、航空機遅延やロストバゲッジにも備える事ができるからです。
乗り継ぎ空港での荷物の積み忘れに遭うと、出張の予定が大きく狂います。手荷物の中に予備の服を一セット入れるようにしていますが、それでも仕事着が無い💧、持参した仕事用具が無い💧、訪問先へのお土産も、etc.・・・。場所によってはホテルまで荷物を届けてくれず、空港まで取りに来いと言われる事もあります。このようなトラブルを防ぐためにも、一度乗り換え空港で荷物を受け取り、自分の手で乗り換え便のチェックインカウンターに持って行き手続きをした方が確実です。
航空機遅延も頻繁に起こります。あの定時運行を誇るJAL様ですら、東京出発が3時間半遅れて、パリのシャルルドゴール(CDG)空港での乗り換え便に間に合わなかった事があります。この時、CDG空港での乗り換え時間は2時間ちょっとあったのですが、JAL機が着陸したタイミングで、乗る予定のAF機が離陸してしまいました。もうこの日は最終到着地であるミラノ行きの便はありませんでした。オルリー空港発も含めて。
この時はJALの方でCDG空港周辺のホテル(食事つき)の手配と翌朝の乗り継ぎ便の手配をしてくれており、かつ、当日泊る予定だったミラノのホテルにキャンセルの連絡までしてくれて、私の方では何もせずに翌朝の便でミラノに入れました。(現地で合う約束をしていた方々に、翌朝のミーティングに遅れる連絡はしました。)
私はまだ運が良く、翌日の午前中着の便に振り替えてもらえたので助かりましたが、カウンターで説明を受けていた隣の人は、空席が無くなり夕方以降着の便になっていました。こんなこともあるので、スケジュールには余裕をもたせた方が安心です。
例えば、上のようなケースですと、月曜の午前中ミーティングの場合、職場の指示に従うと、日曜の午前中に東京を離陸し、日曜の夜に現地空港着になってしまいますが、日本出国を一日早めて土曜出発にし、土曜の夜をパリで一泊し、日曜の昼頃の便でミラノに入るのが良いと思います。当初乗る予定の日曜の夜のパリ→ミラノ便に空席が無い、若しくは正規料金の席しか残されていない場合(料金が高額になる場合)は、職場は土曜出発を認めてくれると思います。
土曜出発の出張って、自分の生活の方に、しわ寄せが来るんですけどね・・・。土日の休日が移動でつぶれるので、家事ができなくなるんですよ。特に出張前は準備で夜遅くまで残業してるし。それに、移動に費やす土日は代休もつかないので、本当に家事のできる休日がなくなるんですよね。出張が続くと、この辺りの加減が難しい所です。
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