女一人で海外出張: 外国のホテルであった怖い事(2)

2017年5月26日金曜日

外国のホテルであった怖い事(2)

 東南アジアの田園地帯にある、そのホテルは、一見、普通のホテルに見えました。

 丁度、季節は雨季で、午後から曇りだし、スコールを予期させるように湿度と不快指数がどんどん上がっていました。みんな、早めにホテルにチェックインしました。


 現地スタッフは一階のスタンダードルーム。日本人は二階のデラックスルームになりました。

 晩御飯の後、日本人同士で、「二階で良かったね。」「雨季で一階だったら、洪水の時に床まで水浸しになっちゃうよね。」などど、呑気におしゃべりをして各自部屋に戻りました。

 その晩、日中の湿度を一気に解放したかのような豪雨発生。窓の無い部屋だったので、外の様子が分かりません。部屋の半屋外状態の洗面所&シャワー&トイレに出てみると、消防車の放水が入り込んだかのうように洗面所もトイレもびしょ濡れ。

「ははは~アジアだわ~」と、笑ってそのまま就寝。

 翌朝、起きたら、寝室の天井から雨漏りしたらしく、床に水たまりができていました。
やっぱりね。天井に黒いシミがあったから、ベッドずらしておいたんだ。丁度そのシミの所が雨漏りポイントになっていました。

 日本人の他の2人はげっそり。
 S氏はクーラーの上から雨漏りしたらしく、クーラーから滝のように水が出たらしい。風通しも無く、蒸し暑く、サウナのような部屋で目覚めたらしい。
 T氏は運悪く丁度キャリーケースを広げていた真上から雨漏りしたそうで、荷物が水浸しになったらしい。衣類、書類、機材、全てが水浸しになりました。

 一方、一階のスタンダードルームは、雨漏りも無く、クーラーも効いて、至極快適だったそうです。

 建てつけの悪い建物の場合、最上階や建物の棟のつなぎ目なんか、雨漏りして危険です。雨季は気をつけましょう。天井のカビやシミが危険性の目安です。

 かといって、一階が良いかというとそうでもなく、本当にスコールの際は水が上がって、部屋中水浸しになります。ホテルの立地を地図で確認しておきましょう。川沿いとか周りより低地になっている所にあるホテルは危険性が高いです。

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