女一人で海外出張: 頻繁に同じ都市に出張するなら

2017年4月25日火曜日

頻繁に同じ都市に出張するなら

こうして、安全で良いホテルを見つけたら、次は宿泊費を安くする方法を考えます。もし、会社で頻繁にそのホテルに泊ることが見込める場合、ホテルに連絡をしてコーポレート価格の設定をお願いしてみましょう。コーポレート価格と聞くと、大企業しかできないのでは?と思いがちですが、一般の企業でも、案外簡単に割引価格で泊れるようになります。
企業とホテルの間で宿泊費に関した取り決めをし、互いに書類にサインをするだけで済みます。泊る時も、ホテルのマネージャーにメールで連絡するだけで、予約表が送られてきます。

大抵、一番若い社員が宿泊の手配を含めた出張のコーディネートを任されていませんか?上司から「泊る所、皆の分手配しとけよ~。」なんて、言われませんか?どのホテルにするか、あなたが決めることができるので良い立場にいるんです。面倒くさい仕事だと思わず、そういう時こそ、コーポレート価格の手筈を整えておいて下さい。旅行会社を通すより安くなりますから。

旅行会社を通じて予約した場合、ホテル予約サイトの金額よりも若干安めの金額になります。会社がホテルと直接取り決めをした場合、目安として私がやった時の割引率を示すと、予約サイトの金額の3割引きになりました。割引率は、一年間にその会社で何泊するかによって上下します。多く泊るほど割引率も大きくなりますし、逆にあまり泊らなかったら翌年の割引率は小さくなります。コーポレート価格は基本的に一年ごとの見直しです。

👇コーポレート価格のお願いの流れ👇
  1. ホテルの予約担当のマネージャーにメールを入れる。(「コーポレート割引をしていますか?うちの会社では今まで様々なホテルに泊っていましたが、もし割引があるなら、今後はお宅のホテルに集約させたい。幾らにしてくれます?」等の内容で良いと思います。)
  2. マネージャーから返事が来る。(「だいたい一年に何泊してくれますか?」といった質問。)
  3. マネージャーとやり取りをして、最終的に納得のいく価格でOKを出す。(私:「今年の数字は分からないけど、去年の実績をみると、50泊を超えるくらいです。」ホ:「それならこれくらいになります。」と、コーポレート価格に関する契約書案がホテル側から送られてくる。)
  4. 上司から書類にサインをもらい、ホテルに送り(FAXでも、pdfでも)、両者がサインがされた書類を保管する。
たったこれだけの事なので、ホテルに打診して損はないと思いますよ。
(50泊と言っても、社員全員のトータル泊なので、頻繁に出張するなら容易にクリアできます。例えば、3人で1週間(6泊とすると)滞在する出張を考えると、年3回で54泊になります。)

💗良いコーポレート価格を得る方法💗
  • ホテルに日本人マネージャーがいると何かと優遇してもらえます。探して、その方にお願いしてみましょう。
  • カウンターパートのコーポレート価格を使わせてもらう。現地のカウンターパートがコーポレート価格を持っていればですが。(でも、私の経験では自分の職場で独自に契約を結んだ方が割引が良かったです。)
  • 現地のホテルに直接足をはこぶ。現地に行っている時に、良いホテルだな~と感じるホテルを目にします。そういう時は、中に入ってフロントスタッフに部屋を見せて貰えないかお願いして下さい。大抵、快くOKしてくれます。スーペリア、デラックス、スイート等を見せてもらい、どのグレードが適しているか判断します。その後、フロントで、コーポレート価格の打診をすると、びっくりするくらい良心的な価格を提示してくれます。やはり、実際にホテルまで足を運んで相談すると、メールや電話で問い合わせるよりもずっと良い対応をしてくれます。
  • 出来たばかりの新しいホテルを狙う。新しいホテルはこれから常連客を確保しなければならないので、審査基準が緩くなっています。年14泊からコーポレート割引OKだと言われた事もあります。アパートメントスタイルの広い部屋にバスタブも付いていて、従業員の感じも良かったので、その場でここに決めようと思ったくらいです。もちろんドアも確認してOKでした。
  • 欧米のホテルチェーンよりも現地人オーナーのホテルの方が割引の交渉に対応してくれる。どうも、欧米系のホテルは決まりが厳しいのか、大きな割引は無理っぽかったです。
  • もし価格交渉の最中に、もう値引きは無理かな・・と感じた時は、相手側の言い値を受け入れる代わりに、サービス面での優遇を願い出ることもできます。例えば、レイトチェックアウト18:00まで無料、とか、ウエルカムフルーツを付けて、とか、到着日のクリーニング代一回だけ無料、とか。皆さんの職場で必要とされそうなサービスがあれば、お願いしてみて下さい。



 本当にちょっとしたコツばかりですが、これだけで良いホテルに安く泊れるようになるので行動しない手はないですよ。

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